【感想・レビュー】『ひゃくえむ』全2巻|魚豊 × 劇場アニメ化が胸熱!

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基本情報


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あらすじ

小学生の トガシ は生まれつき足が速く、常にクラスの中心的存在。ある日、毎日走っているにも関わらず足が遅く、クラスでいじめられている転校生 小宮 が現れる。そんな小宮に走りを教えるうちに、トガシは「走る」ことの価値に気づき、自身も本気で走り始め…やがて二人はライバルとして、走る世界でどこまでも熱さを追い求めていきます。数年後、トップランナーとなった二人の再会が、物語のクライマックスへと導きます。 polepole-cinemas.com+3映画『ひゃくえむ。』公式サイト | 9月19日(金)全国公開+3アニメイトタイムズ+3


キャラクターの魅力

『ひゃくえむ』の最大の見どころは、登場人物の心理描写。魚豊先生らしく、それぞれが「信念」を持って物語を動かします。

トガシ
走りの天賦の才を持つ少年。足が速いがゆえに、周囲の努力や痛みに気づかない部分もあった。小宮との出会いを通じて、「走ることは世界を変える」という価値観を知る。

小宮
遅いのに、毎日走ることをやめない少年。彼の言葉「現実よりつらいことをすると、現実がぼや ける」は作中屈指の名言。遅くても走り続ける彼の姿は、トガシにとって「永遠のライバル」となっていく。

この二人を軸に、周囲のクラスメイトや大人たちも巻き込みながら物語が展開。全2巻という短さにもかかわらず、濃い人間模様を描き切っているのは見事です。


ストーリー展開のテンポ

物語はとにかく テンポが良い
スポーツ漫画にありがちな「長い試合描写」や「引き延ばし」はほぼなく、ポンポンと進んでいきます。

「次はどうなる?」「トガシは何を感じる?」と、1ページごとにキャラクターの感情が動き、それに読者も引き込まれる。2巻で完結というコンパクトさも相まって、一気読み必至の作品です。


絵柄・雰囲気

『ひゃくえむ』は魚豊先生の 初期の絵柄
まだ粗削りな部分もありますが、キャラクターが走る姿の角度や表情に強烈な迫力があります。

特に「静」と「動」のバランスが絶妙。走り出す瞬間の緊張感や、爆発するような疾走感はページ越しでも伝わってきます。派手な演出がないのに熱が伝わるのは、魚豊先生ならではの筆致です。


印象に残ったシーン

個人的に一番心を打たれたのは、トガシが叫ぶシーン。

「ブチカマせ小宮くんッ!!君は速いッ!!」

小学生らしい直球の言葉ですが、その熱量は圧倒的。笑ってしまうほどの真剣さに胸を打たれます。この一言に、二人の関係性と物語のテーマが凝縮されています。


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まとめ

『ひゃくえむ』は、全2巻ながら熱量がぎゅっと詰まったスポーツ青春漫画です。
「走ること」そのものに向き合い、ライバルを通じて成長する少年たちの姿は、シンプルなのに胸を打ちます。

魚豊先生の代表作『チ。』を読んだ人にも、まだ触れていない人にもおすすめできる作品。短いからこそ、一気に読んで心を熱くさせてくれるはずです。

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